市長挨拶
市長写真

 新年明けましておめでとうございます。

 皆様方におかれましては、希望に満ちた清々しい新年をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。

 平成17年に誕生した「阿蘇市」も、本年2月で8年目を迎えますが、昨年を振り返ってみますと、東日本大震災や震災に伴う原子力発電所事故は、日本のみならず世界中に大きな影を落とし、また、台風災害や集中豪雨災害なども多く発生するなど、自然の驚異と人類のこれまで歩んできた道を考えさせられる一年でありました。

 また、経済面では、欧州の経済危機や歴史的な円高が進む一方、国内においては不安定な政局、思うように回復しない地域経済、そして雇用不安など社会全体が閉塞感に満ちており、更なる困難が迫っているように感じます。

 そのような中、阿蘇市では、「"緑いきづく火の神の里"~豊かな自然と笑顔あふれる国際環境観光都市を目指して~」を将来のあるべき姿として、市民一人ひとりの想いを大切に、市民生活の安定と幸福感の向上を第一として、安心・安全な魅力あるまちづくりを進めて参りました。

阿蘇山上のあか牛

 中でも、最重要課題でもある地域医療の充実は、地元医師会をはじめ関係機関のご理解とご協力の下、新しい阿蘇中央病院の建設に向け、大きな一歩を踏み出したところです。地域の中核病院としての機能を果たすべく、熊本大学付属病院から専門のスタッフを迎え、阿蘇圏域の医療活性化と急性期医療・高度医療の充実、地域完結型医療を目指し、平成26年2月の新病院開院に向け取り組みを進めています。

 また昨年は、光ネットワーク整備を行い、都市部と変わらない情報環境を市民の皆様方にご提供できるよう各世帯に光ファイバーケーブルを敷設するとともに、無料のテレビ電話としても活用できる「お知らせ端末」を設置、文字と音声、映像による行政情報や緊急情報等の発信を行ないました。今後は、相互通信機能を活用した高齢者の方々の安否確認など、福祉や地域コミュニケーションを含め様々な利活用を進め、安全・安心な暮らしの実現に引き続き努めて参ります。

 併せて、阿蘇の代名詞とも言える草原は今、危機的状況にあると言われており、この草原の維持・保全そして再生は、「世界文化遺産登録」や「世界ジオパーク認定」に欠かすことのできないものとなっています。関係機関・団体、生産農家等との連携協力のもと、放牧の推進や諸施策を進め草原再生活動を進めて参りますので、市民の皆様方をはじめ、多くの阿蘇を愛する方々のお力添えをお願い申し上げます。

 社会全体が急激に変動する中、安心・安全な暮らしの実現はみんなの願いであり、その実現は行政の責務でもあります。引き続き、幹線道路や公営住宅などのハード面の整備を進めるとともに、生活に直結した医療、福祉、教育、農畜産業、商工関係に至るまで、一人ひとりの熱い思いを受け止め、「信頼される行政」「笑顔溢れる健康なまちづくり」「子ども達が輝き夢と希望が持てるまちづくり」に努めて参りますので、皆様方のなお一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

賀正




平成24年 元旦

阿蘇市長 佐藤義興


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