新年のごあいさつ 令和2年元旦

令和最初の新年阿蘇市長顔写真
あけましておめでとうございます。
市民の皆様方におかれましては、ご健勝にて清々しい初春をお迎えのことと思います。

昨年4月14日以降、活発な火山活動が続く阿蘇中岳第一火口は、今なお小規模な噴火が続いています。火山活動は、福岡管区気象台、京都大学阿蘇火山研究センターにおいて、24時間の監視体制が敷かれており、変化があれば本市と連携し、即刻対応が取れる体制を整えています。
引き続き、気を緩めることなく住民の皆様の安心安全を第一に全力で取り組むと同時に、一日も早い沈静化を願っているところです。

さて、昨年を振り返りますと、国道57号現道とJR豊肥本線が、2020)年度中に開通する見通しとなったことは、阿蘇地域にとって格別の明るいニュースでありました。国道57号北側復旧ルート、新阿蘇大橋の開通と併せて、復興への大きな弾みとなり、さらなる発展が期待され、未来への希望が持てるものであります。

また、昨年3月に長年の悲願であった阿蘇山直轄砂防事業が決定し、工事の着手式が行われました。土砂災害から地域の暮らしを守り、安心安全を確かなものにするために、阿蘇外輪山内で当面約25カ所の砂防ダムの建設が行われる計画であり、既に工事が始まっています。

農業においては、被災した農地は震災前の状態に戻り営農活動が再開されましたが、昨年の阿蘇地域の米の作況指数は、日照不足等の影響もあり「91」と県内で最も低く、深刻な状況となっています。農地集積や集落営農組織の法人化に取り組むなど、関係機関とも連携しながら農業生産力と農家所得の向上につながるよう努めてまいります。

観光においては、震災からの復興を新しい時代に向けた転換期と捉え、官民一体となって阿蘇山上一帯の魅力向上と上質化を図る取り組みなど、受け入れ体制の整備を進めています。また、東京2020)オリンピック聖火リレールートの一つに本市が選ばれたこと、交通アクセスが格段に改善されることも見据え、広域連携による周遊ルートの確立や滞在交流型観光への転換などを進めながら、国内外からの誘客に努めてまいります。

なお本年は、被災された方々が早く安心した生活を送れるよう生活再建に必要な災害公営住宅の残る2団地の完成、波野保育園園舎の建設工事や市内全小中学校教室へのエアコン設置工事の完了、さらには、18歳までの子どもたちに係る医療費が無償化になります。

今後も引き続き、より安心安全で災害に強く、快適なまちづくりを目指し、スピード感をもって完全復興への歩みを確実に進めてまいります。

そして、皇室行事で収穫を祝い五穀豊穣を祈願する新嘗祭に、本市から米と粟を奉献することが決定しています。令和の新しい年に、本市から献穀できますことは、震災から復興し、飛躍・躍進する年であると実感するものであります。発展的な進化を遂げられるよう市民一丸となり、まさに市の総力を挙げて取り組む大切な一年です。市民各位のなお一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

結びに、これまで皆様とともに築いてきた阿蘇市が、笑顔あふれ希望に満ちた輝かしい一年となりますことを心から祈念し、年頭の挨拶と致します。

 

令和2年 元旦