市長挨拶

阿蘇市長顔写真あけましておめでとうございます。謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

市民の皆さまにおかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

さて、熊本地震から3回目の新年を迎えました。被災され、今なお不自由な生活を強いられている皆さまに、謹んで心からお見舞いを申し上げます。

昨年は、震災からの復旧復興に全力で取り組み、土砂災害から地域の安心・安全な生活を確保するための国直轄による砂防事業の実施が決定されました。これは、平成2年の豪雨災害、平成24年九州北部豪雨、平成28年熊本地震と相次ぐ自然災害を経験した自治体として、未来を見据えた抜本的な土砂災害対策が必要であると国等へ強く要望してまいった成果であります。今後も引き続き、より安心・安全な強いまちづくりを目指し、スピード感を持って復興への歩みを確実に進めてまいります。

また、市民の皆さまの関心が高い「国道57号(現道)」及び「JR豊肥本線」は、いまだ復旧の目途が立たず、日常生活をはじめ、あらゆる産業に大きな影響を及ぼしていますが、昨年10月には、阿蘇市町村会と阿蘇市町村議長会でJR九州本社に赴き、JR豊肥本線の早期復旧に向けた要望を行い、JR九州からも「豊肥本線はたいへん重要な路線」と認識されたうえで『現段階で開通時期は未定であるが、国・関係自治体等と連携しながら、1日も早い復旧を目指します。』との回答をいただいています。今後も引き続き、国・県・JR九州等へ早期開通に向け、全力で粘り強く要望してまいります。

一方、阿蘇の文化・歴史の象徴である阿蘇神社の復旧工事は、3つの神殿の修復がほぼ完了し、本年は最も被害の大きい楼門の復旧が本格化します。

そして、約3年半ぶりに阿蘇中岳の火口見学が再開、また、阿蘇山上につながる全ての登山道が復旧し開通しました。現在、阿蘇観光の中心である中岳火口周辺では、草千里等を含めた阿蘇山上一帯の観光復興を進めており、ジオパーク活動とも連動させながら、「より魅力ある観光地としての阿蘇山上」の実現に取り組んでいます。

このように、昨年から復旧復興の槌音が確実に響くようになり、本年は、被災された方々の生活再建に必要な災害公営住宅をはじめ、阿蘇西小学校校舎、波野支所庁舎、仙酔峡道路などの完成を予定しています。また、子どもたちの熱中症対策として、市内全小中学校にエアコンを設置する予定であり、本年も復旧から復興・発展へと更に力強く前へ進めていく決意であります。皆さまのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

結びに、本年5月には、皇太子殿下が新天皇にご即位され、新しい時代を迎えます。これまで市民の皆さまとともに築いてきた阿蘇市を、新しい時代につなげ、また、全世代が笑顔あふれ、希望に満ちた明るい1年となりますことを心からご祈念申し上げ、年頭の挨拶と致します。

           平成31年 元旦