観光
イベント・観光情報

阿蘇の花ごよみフォトコンテスト2016入賞作品

阿蘇の花ごよみ2016チラシ総評

 4月14日の前震と16日の本震という熊本地震の発生は、阿蘇の観光にも多大な影響を及ぼしている。阿蘇に咲く花をテーマとした本フォトコンテストも、花が咲き始める4月に地震が発生したことで、作品応募者が激減した。

 地震発生前に撮影された阿蘇神社境内での桜、からくも開花を見ることができたバラ園、波野地区のスズランが今回の出展者のほとんどになった。結果、阿蘇神社の桜などは、楼門崩壊という悲惨な状況から特別な記憶として記録されることになった。

 しかしながら、巡る時間と季節の中で阿蘇を代表する観光素材のひとつである花々をテーマにしたフォトコンテストが継続して行われたことが、来年にもつながる復興のひとつのシーンになっていく。今年を上回る観光客の来訪とフォトコンテストへの応募を期待している。

プロカメラマン 長野 良市

グランプリ

 

阿蘇神社の楼門と桜(横から)

タイトル 「復興を願う」
氏  名 谷川 洋子 様(71)
評  価 アングルを低い位置から見ることにより、満開に近い桜咲きっぷりを青い晴れた空に浮かべた。記念写真を撮る若い家族の幸せ感が伝わってくる。神社の楼門と長塀との奥行き感がバランスよくおさまっている。後姿の女性の帽子の色がアクセントになった。地震前の写真と思われ、数日後にこの情景が見られなくなるとは誰が想像しただろうか。2016年の桜の阿蘇神社の風景として記録に残される。

 
すずらん賞
 すずらん

タイトル 「ジュエリーをまとって」
名  前 福永 亮二 様(62)
評  価 自然に咲くスズランの花と思われる様子が、手前ボケした複数の葉、それもスズランの葉でないことから想像される。これらの表現を浅い被写体深度をうまく使ったことでバランスが良い写真になっている。しかも、花に傷がなく、上の部分には水滴が付いたことでシズル感が良い作品に仕上がっている。

 

バラ賞

3rose

タイトル 「情熱の赤いバラ」
氏  名 林 興介 様(77)
評  価 花そのものを被写体にするのではなく、枝を這わせた花ゲートなどを捉えたことでバラが豪華に咲く様子が遠近感をもって表現できている。花ゲート自身もシンメトリカル(左右対称)にしなかったことで画面に変化が起きている。

 

桜賞

4sakura

タイトル 「阿蘇谷遠望」
氏  名 河本 ふみえ 様(62)
評  価 北外輪山の横の線を基準に画面上下の横位置の線と並行にしたことで、画面の中にある空、九重のやまなみ、阿蘇谷、手前の草原などのそれぞれの素材がバランスよく画面に収まって、すっきりした構図になっている。阿蘇の地形の特性が表現された良い作品に仕上がっている。

 

審査員特別賞

5special1

タイトル 「桜と楼門」 
氏  名 村上 憲雄 様(67)
評  価  地震で楼門が倒壊したことでこの写真の価値が高まる。しかも、桜満開の時であり、4月16日を境にまったく同じものが見れなくなったことで驚きの作品として記録されるだろう。

バラ園と星空

審査員特別賞6special2

星空とバラ園6special2

タイトル 「夜空に咲く」
氏  名 石井 髙雄 様(74)
評  価 まず、夜空を撮影する目的で行動したことに敬意を表します。また北極星の位置を確認、円形のバランスを捉えたことと晴れた夜空を選んだことなど、究極的には結果由よしの写真として仕上がっている。

 

  • 経済部 観光課
  • 電話 0967-22-3174