
皆さま、あけましておめでとうございます。
令和8年(2026年)の幕開けにあたり、市民の皆さまにおかれましては輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
また、平素から市政運営に対しまして、深いご理解と温かいご協力を賜っておりますことに、厚く御礼を申し上げるとともに、地域社会の発展にご尽力いただいている多くの関係者の皆さまにも、重ねて感謝を申し上げます。
昨年2月の市長選挙におきまして、市政を担わせていただくことになり、全精力を傾けて日々の職務にあたっております。本年も、皆さまからの負託にお応えするべく、「誰もが幸せに安心して暮らせる阿蘇市」の実現に向けて、市の将来を見据えながら邁進してまいります。
さて、昨年を振り返りますと、物価高騰が市民生活や地域経済に大きな影響を与え、「何でも値上がりしたなあ」と肌で感じた一年となりました。夏の暑さもこたえた方が多かったのではないでしょうか。本市におきましては、プレミアム商品券の発行をはじめとした物価高騰対策や、無料の医療相談アプリ導入等による子育て支援、移住定住や空き家活用の取り組み、阿蘇の涼しさを生かした「合宿の里づくり」の推進、観光客誘致・満足度向上に向けた環境整備などに注力してまいりました。その結果、観光入込客数がコロナ禍前の水準を上回るなどして、確かな経済再生の兆しが見え始めております。
また、昨年8月の豪雨や11月の震度5弱の地震発生など、激甚化する自然災害への備え、少子高齢化の進展といった、構造的な課題への対応も待ったなしの状況にあります。本市は、これらの課題に正面から向き合い、市民の皆さまの安全・安心、幸せな暮らしを実現するために、行政の役割をしっかりと果たしてまいります。
新しい年、本市は将来都市像である「大自然とともにワクワクする未来へ」をキーワードに、さらなる飛躍を目指します。
まず、「あらゆる手段で歳入の増加を図り、歳出の選択と集中を行う」という当初の計画をさらに強力に推し進めます。基礎的な歳入を着実に確保し、新たな発想による積極的な財源確保に努め、住民福祉増進・地域経済好循環創出につなげていきます。また、市役所組織の改編や歳出の見直し等を行い、より効果的・効率的な行財政運営を図ってまいります。
次に、市民の生命と財産を守る「強靭なまちづくり」です。防災・減災対策においては、ハード・ソフト両面からの整備を引き続き進めます。市民一人ひとりの防災意識の向上と地域コミュニティの連携を強化するために、防災士の養成と自主防災組織の活動を支援し、災害に強い、誰もが安心して暮らせるまちの基盤を強化してまいります。
そして、令和8年度中には、待望の「滝室坂トンネル」が開通します。このトンネルは、未来につながる道路として、生活面や防災面だけでなく、経済物流や観光交流の活性化を促進する重要な役割を果たすものと期待しております。
市政は、行政のみで成り立つものではありません。市民の皆さま一人ひとりのお声、熱意、そして地域活動への積極的なご参加こそが、まちの活力の源泉です。本年も、皆さまとの対話を大切にし、市民の皆さまが「阿蘇市に住んで本当に良かった」と実感できる、温かく、活気に満ちたコミュニティを共に創り上げていきたいと願っております。
本市が直面する多くの課題は、市民の皆さまと心を一つにし、知恵を結集することで、必ずや乗り越えられると確信しております。
この一年が市民の皆さまにとりまして、実り多き、希望に満ちた素晴らしい年となりますよう、心からお祈り申し上げ、年頭の挨拶といたします。
阿蘇市外在住の皆さまへ
脈々とした尾根が際立つ阿蘇山に初日が注ぎ、輝かしい新年がスタートしました。年明けとともに、完全復旧を遂げた阿蘇神社には、多くの参拝客の方々の姿があります。阿蘇神社は平成28年の熊本地震で大きく被災し、8年8ヶ月に及ぶ期間を経て、令和6年12月、多くの方々のご支援のもと、雄姿が蘇りました。ぜひ本年も初詣にお越しいただき、日本の復旧技術の技、見事に蘇った九州最大の「楼門」(鹿島神宮、筥崎宮とならぶ日本三大楼門のひとつ)をご覧いただきたいと思います。
また、令和8年は「夏目漱石来熊130年」記念事業が熊本県内で展開されます。阿蘇市は小説「二百十日」の舞台で、実際に内牧温泉に宿泊され、界隈を散策されています。歴史ある温泉郷「内牧」へのお越しも心よりお待ち致しております。
観光にかかせないアクセスの面では、中九州高規格道路「滝室坂道路(トンネル)」が令和8年度内に完成予定となっています。阿蘇大分間の道路がさらに快適になりますので、開通時期が分かりましたら、改めてご案内させていただきます。
どうかこの一年、皆様にとりまして、素晴らしい一年となりますことを心より祈念申し上げます。
令和8年1月
阿蘇市長 松嶋 和子
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