HPVは、子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマなどの性感染症の発生に関係するウイルスです。HPV予防接種により、50~70%の子宮頸がんを予防するといわれています。
助成対象者へは以下のとおり個別通知をしております。接種の際は、通知に同封のチラシ(厚生労働省作成)や厚労省ホームページ(外部リンク)をご覧になり、ワクチンの有効性やリスク等を十分ご理解いただいたうえで、体調のよいときに接種してください。
その他、HPV予防接種のQ&Aや婦人科がん検診など情報は、日本婦人科腫瘍学会のホームページにも掲載されています
助成対象者
対 象 者 | 通知 時期 |
|
定期接種 | 小学6年生から高校1年生に相当する女子 【令和7年度は、中学1年生相当の学年に通知】 |
5月 上旬 |
キャッチアップ |
平成9年4月2日生まれから平成21年4月1日生まれで、3回接種が終了していない方で、令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間の期間中に少なくとも1回以上接種している方 |
5月 上旬 |
キャッチアップ対象者の経過措置について
HPV予防接種の積極的勧奨を差控えにより接種の機会を逃した方に対しキャッチアップ接種を行っていました。キャッチアップ接種の期間は令和7年3月末まででしたが、令和6年の夏以降の大幅な需要の増加により、HPV予防接種を希望されても接種できない状況となったことから、令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間の期間中に少なくとも1回以上接種している方は、令和8年3月31日までは、無料で全3回の接種ができるようになりました。
対象ワクチン
令和5年4月1日よりシルガード(9価ワクチン)が定期接種に導入されています。
HPVワクチンは、同じ種類のワクチンで接種を完了することが原則です。
(すでに2価あるいは4価ワクチンを用いて一部の接種を終了した者が、異なるワクチンを使用して残りの接種を行う場合は、医師とよく相談のうえ実施してください。)
ワクチン名 | 回数 | 標準的な接種間隔 |
サーバリックス (2価ワクチン) |
3 回 | 2回目:1回目から1ヵ月 3回目:1回目から6ヵ月 |
ガーダシル (4価ワクチン) |
3 回 | 2回目:1回目から2ヵ月 3回目:1回目から6ヵ月 |
シルガード (9価ワクチン) |
2 回 注)小学6年生以上15歳未満の女性のみ可 |
2回目:1回目から6ヵ月 |
3 回 (定期対象者・キャッチアップ対象者ともに接種可) |
2回目:1回目から2ヵ月 3回目:1回目から6ヵ月 |
費用
定期接種対象者・キャッチアップ接種対象者ともに無料
接種を行っている医療機関
医療機関名 | 電話 | 住所 |
古閑医院 | 0967-22-3000 | 一の宮町宮地1446-1 |
松見内科クリニック | 0967-22-0260 | 一の宮町宮地4735-6 |
阿蘇温泉病院 | 0967-32-0881 | 内牧1153-1 |
小野主生医院 | 0967-32-0039 | 内牧227-12 |
問端医院 | 0967-32-0102 | 内牧115 |
坂梨ハートクリニック | 0967-24-6262 | 小里249-2 |
阿蘇医療センター | 0967-34-0311 | 黒川1266 |
市原胃腸科外科 | 0967-34-1211 | 黒川1484 |
たくもと小児科クリニック | 0967-34-2202 | 黒川1499-4 |
上記の医療機関以外で接種希望の場合は、健康増進課までご相談ください。
その他
・阿蘇市では、20歳以降の方には、子宮頸がん検診の一部助成をしており、住民健診や一部の医療機関でお得に受診することできます。予防接種と併せて子宮頸がん検診も受診しましょう。また、身体を守るために、性感染症予防も重要となります。
・紛失や転入などで予診票が必要な場合は、これまでの接種履歴がわかるもの(母子健康手帳など)をご持参いただき、健康増進課または各支所で再発行の手続きをお願いいたします。
・妊娠中の接種に関する有効性及び安全性は確立していないため、妊娠していることが分かった場合は、一旦接種を中断し、出産後に残りの回数を接種してください。
その他、ご不明な点は、健康増進課までお問い合わせください。