
横堀岩戸神楽保存会による「八雲払い」の様子
阿蘇市波野の横堀集落に伝わる岩戸神楽の一つで、集落内にある菅原神社と同じ時代に発祥したものとされていますが、起源や経緯については文献が失われており、言い伝えでしか残されていません。
特に明治の末期から大正年間にかけて隆盛をきわめ、多くの神楽の名手を生みだし、近隣在住の人々に親しまれたと伝えられています。当時は、五穀豊穣・家内安全・出陣の武運祈願のために奉納されました。
戦後、青年勇志の発起によって一度復活したものの、時代の流れによって中断となりましたが、昭和51(1976)年に再び復活となり、現在は大神楽13番が保存・継承されています。
近隣の神社への奉納だけではなく、10月に神楽苑で行われる神楽フェスティバルへの出演など、阿蘇市内外で活動しています。
区分:阿蘇市指定無形民俗文化財
指定年月日:昭和56(1981)年9月1日