神社・寺院

阿蘇神社

孝霊天皇9年の創建、全国に約500社ある「阿蘇神社」の総本社であり、肥後国一の宮、旧官幣大社。阿蘇を開拓した健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ十二神を祀る由緒ある神社。

全国的にも珍しい横参道で、今に伝わる神事は稲作と深く結びつき、「阿蘇の農耕祭事」として国の重要無形民俗文化財に指定。一の神殿・二の神殿・三の神殿・楼門・神幸門・還御門の6棟は国の重要文化財に指定されている。また、楼門は日本三大楼門の一つに数えられる。「新熊本百景」「熊本緑の百景」に選出。

場所 阿蘇市一の宮町宮地3083-1
お問合せ 阿蘇神社 0967-22-0064
HP http://asojinja.or.jp/

国造神社

崇神天皇18年の創建で、阿蘇神社の北側に位置し北宮ともいわれる。健磐龍命の第一子、国造速瓶玉命(はやみかたまのみこと)をはじめ四神をまつる由緒ある神社。神事は阿蘇神社と同様に「阿蘇の農耕祭事」として国の重要無形民俗文化財に指定されており、神殿と拝殿は市の有形文化財に指定されている。境内には元国指定天然記念物の「手野の大杉」が保存され、高本紫溟の歌碑がある。「熊本緑の百景」に選出。

場所 阿蘇市一の宮町手野 国造神社
お問合せ 国造神社 0967-22-4077

阿蘇山上神社

古代から阿蘇中岳火口の湯溜まりは「神霊池」と呼ばれ、健磐龍命の神宮とみなされていた。火口に向かって拝殿が建てられている。歴史的に、麓の阿蘇神社の「下宮」に対して、「上宮」と呼ばれてきた。6月上旬に噴火口へ御幣を投げ入れる「火口鎮祭」が行われる。

場所 阿蘇山上火口西口 熊本地震の影響により、現在建物の一部が解体されています。
お問合せ 阿蘇神社 0967-22-0064

霜神社(霜宮)

天津神・天の七星・霜神・鬼八天をまつる。農作物に霜の害が発生しないよう、火焚乙女が火焚殿で火を焚き続ける「火焚き神事」で知られる(8月19日~10月18日)。神事は「阿蘇の農耕祭事」の一つとして国の重要無形民俗文化財に指定されている。境内には藤原基長の歌碑がある。

場所 阿蘇市役犬原 霜神社(霜宮)

隼鷹天満宮

学問の神様である菅原道真をまつる。肥後藩主の参勤交代時の伝説があり、藩主から奉納された絵馬が残る。境内の池からは清水が渾々と湧き出ており、宗不旱の歌碑がある。境内の高野槙(コウヤマキ)は市の天然記念物に指定されている。また、豊後街道に関連して国の史跡にも指定されている。

場所 阿蘇市的石 隼鷹天満宮

産神社

農事の神である国之常立神(くにのとこたちのかみ)ほか十一神と女性の神様である豊玉毘売命(とよたまひめのみこと)がまつられる。女性に似た石をご神体にもち、時折境内の池から乳白色の水が沸き、お乳にご利益があると伝えられ、子育て・安産・縁結びにもご利益があるといわれている。境内の杉は市の天然記念物に指定されている。「新熊本百景」に選出。

場所 阿蘇市狩尾3区 産神社

内牧菅原神社

学問の神様である菅原道真をまつり、内牧城の守護神として勧請された。10月に行われる例大祭(馬追い奉納)では多くの人で賑わう。境内の椨(タブノキ)は市の天然記念物に指定されている。

場所 阿蘇市内牧416 内牧菅原神社
お問合せ 内牧菅原神社 0967-32-0803

荻神社

健磐龍命をはじめ阿蘇にゆかりの六神がまつられる。今から1400年前に荻岳の頂上に創建され、後に現在地に移された。春と秋の2回、神楽が奉納される。社殿は市の有形文化財に指定されている。

場所 阿蘇市波野大字中江 荻神社

西巌殿寺

比叡山延暦寺の末寺で天台宗の中では九州最高位の寺と云われている。最栄読師が中岳火口の西の巌殿で十一面観音菩薩像をまつったことから寺名の由来とされている。毎年4月13日の「阿蘇山観音まつり」では、火渡りや湯立てなどの荒行が見られる。国・県・市指定の重要文化財も多数所蔵し、境内には松尾芭蕉の句碑もある。

場所 阿蘇市黒川 saigandenji
お問合せ 西巌殿寺 0967-34-0928

西巌殿寺奥の院(山上本堂)

毎月1日に開運の護摩供養が行われる。阿蘇西国33ヶ所観音霊場の一番札所。

場所 阿蘇山上 火口西口 西巌殿寺奥の院(山上本堂)
お問合せ 西巌殿寺 0967-34-0928

明行寺

夏目漱石の小説「二百十日」に登場するお寺。門前に漱石の文学碑・句碑があり、境内の公孫樹(イチョウ)・枝垂桜・山茱萸(サンシュユ)は市の天然記念物に指定されている。

場所 阿蘇市内牧 明行寺
お問合せ 明行寺 0967-32-0237

満徳寺

西本願寺派のお寺で本堂は紫宸殿総桧造り。境内には松尾芭蕉の句碑がある。

場所 阿蘇市内牧 満徳寺
お問合せ 満徳寺 0967-32-0023

蛇石神社

健磐龍命(たけいわたつのみこと)が狩の折、この地に愛馬をつないだとされ、命の化身の白蛇が住み着いたと伝えられている。上下2段に重なった巨石の間にご神体である白蛇が住み、時々姿を現して人々に霊験を授け、財を増やしお宝を授かるご利益があるといわれている。

場所 阿蘇市赤水 蛇石神社

福の神大黒天

平成7年に加藤右馬允(かとううまのじょう)公の墓所を公園として整備中に発見された大黒天。俵に座り両手で富くじを数えているかのような姿で、宝くじが当たるとの評判に遠方からも参拝者が訪れる。

場所 阿蘇市小里 福の神大黒天大菩薩
お問合せ 阿蘇市観光協会 0967-34-1600
  • 経済部 観光課
  • 電話 0967-22-3174