グリーンカーテンとは
グリーンカーテンとは、植物を利用して建物の外壁や窓を覆うように育てることで、日差しを遮り、室内の温度を下げる効果を持つ自然のカーテンのことです。主に夏場の暑さ対策として利用され、エコで環境に優しい方法として注目されています。
グリーンカーテンは、家庭でも簡単に取り入れることができるエコな取り組みです。夏の暑さ対策としてぜひ試してみてください!。
グリーンカーテンの特徴
・遮熱効果
植物が直射日光を遮ることで、室内の温度上昇を抑え、冷房の使用を減
らすことができます。
・省エネ効果
冷房の使用を抑えることで、電力消費を削減し、環境負荷を軽減しま
す。
・視覚的な癒し
緑の植物が目に優しく、リラックス効果をもたらします。
・空気の浄化
植物が二酸化炭素を吸収し、酸素を放出することで、空気を清浄に保つ
効果があります。
よく使われる植物
グリーンカーテンに適した植物は、成長が早く、葉が密集しているものが好まれます。以下はよく使われる例です。
・ゴーヤ
成長が早く、実も収穫できるため人気があります。
・アサガオ
美しい花を咲かせるため、観賞用としても楽しめます。
・ヘチマ
ゴーヤ同様、実を収穫でき、育てやすい植物です。
・キュウリ
野菜として収穫できるため、家庭菜園としても活用できます。
グリーンカーテンとSDGsの関係性
グリーンカーテンは、SDGsの目標達成に向けた具体的なアクションの一つとして非常に有効です。環境負荷を軽減しながら、地域社会の活性化や教育効果も期待できるため、個人・家庭・企業・自治体が積極的に取り組む価値があります。
持続可能な未来を目指して、グリーンカーテンを活用した取り組みを広げていきましょう!
目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
グリーンカーテンは建物の冷房使用を減らし、エネルギー効率を向上させます。これにより、再生可能エネルギーの利用促進やエネルギー消費の削減に貢献します。
目標11:住み続けられるまちづくりを
都市部でのグリーンカーテンの導入は、ヒートアイランド現象の緩和や都市環境の改善に寄与します。これにより、住みやすい街づくりを支援します。
目標12:つくる責任 つかう責任
食用植物を育てることで、地産地消や食品ロスの削減に貢献します。また、植物の栽培を通じて資源の循環利用を促進します。
目標13:気候変動に具体的な対策を
グリーンカーテンはCO2排出量削減や気候変動への適応策として有効です。環境負荷を軽減し、持続可能な社会の実現に寄与します。
目標15:陸の豊かさも守ろう
植物を育てることで、生物多様性の保護や緑地の拡大に貢献します。
市の取り組み
本市では、緑化の推進、節電・地球温暖化対策の一環として、本庁舎1階の西側にグリーンカーテンを設置しています。
令和7年4月16日撮影(プランターにゴーヤの苗とアサガオの種を植えました)
令和7年4月24日撮影(ネットと骨組みを設置しました)
令和7年年6月17日撮影(順調に成長し、花も咲きました)
令和7年7月7日撮影(ゴーヤが実りました)
令和7年7月22日撮影(立派なグリーンカーテンとなりました)
グリーンカーテン設置支援事業
くまもと緑・景観協働機構では、グリーンカーテンを設置し、緑化による快適な環境づくりを目指す団体に対して助成金による支援が行われています。
<支援対象事業>
法人及び団体で、専ら事業の用に供する建築物(公共施設、学校、銀行、病院、社会福祉施設、企業等)に夏季にグリーンカーテンを設置し、つる性植物を植栽、管理することについて各施設の管理者等から了承を得て実施する事業のうち、次の用件に合致するものとします。
<支援対象経費>
①グリーンカーテンに用いる 種子・苗・球根の購入費
②当該種子・苗・球根の植栽に必要な土、肥料、プランター、ネット、支柱等の資材の購入費
(注)支柱設置等に必要な工事費、看板等の掲示物に関する費用は助成対象経費に含まれません。
③当該種子・苗・球根及び資材等に係る植栽地もしくは所定の場所までの運搬費及び送料④グリーンカーテンの植栽や管理に必要な用具等の購入費(※動力を要するものは対象外です。)
<助成額>
1団体につき5万円(消費税込み)
(注1)初年度のみ
(注2)設置するグリーンカーテンは10㎡以上とします。
支援の条件など詳しくは、下記のくまもと・景観協働機構のホームページをご参照ください。
くまもと緑・景観協働機構
http://kumamoto-midori.com/greencurtain_josei_jigyou/index.html
参考サイト
環境省 はじめようグリーンカーテン
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/green/