火口周辺のみどころ

草千里ヶ浜

もともとは浅い円形の二重式の火口で、現在は直径1kmの円形の草原が広がっています。中央部に高さ約50mの小丘があり東西に池があります。池は時期により干上がることもありますが、解放された馬の格好の水飲み場となっており、その情景は阿蘇の風物詩のひとつです。
平成25年には国の名勝及び天然記念物に指定されました。

砂千里ヶ浜

阿蘇中岳火口の南東部に位置する古い火口跡。草千里ヶ浜とは対照的に植生がほとんどなく、荒々しい岩肌と黒い砂浜が広がり、地球以外の星にいるような感じを受けさせます。
火口周辺の立入規制が行われている場合、砂千里ヶ浜にも立ち入ることができません。

米塚

杵島岳の懐にある標高954mの緑に覆われた小山ですが、これもかつて噴火してできた阿蘇の火山です。鉢を伏せたような美しい形で山頂がすり鉢状にくぼんでおり、阿蘇の神々が米を積み上げて作ったという伝説が残っています。
平成25年には国の名勝及び天然記念物に指定されました。

草千里展望所

南側は緑豊かな草千里、東側に噴煙をあげる中岳が目の前です。北側には阿蘇谷の田園地帯と北外輪山、西を望むと立野火口瀬から熊本平野が広がり、阿蘇の周辺を360度一望できます。また晴天の日には、遠く金峰山の奥に広がる有明海と雲仙普賢岳まで望めます。

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